2013-01-01から1年間の記事一覧

すいか

スーパーに貼ってある、すいかのポスターがかわいい。子どもの。いつも見る。最近、果物がいっぱい並んでいて、食べたいと思うけど、いつも、安くてたくさん入っているオレンジだけ買う。オレンジもおいしい。来週、お給料が入ったら、すいかとぶどうともも…

人々の深夜

昨日、とても大きな、4千円もする地図帳を、へへへ、と、うれしそうに購入なさったお客さんがいた。そのかたはおじいさんで、わたしにいろいろ教えてくれた。地図が大好きなこと。夜、眠れないから、小説を読むこと。小説を読むのに疲れたら、地図を見るこ…

えびにんげんの歌

ここ最近、店で流しているCDは、洋楽のちょっとけだるい、かっこいいような大人の感じの音楽。店員のくせに、わたしは全然くわしくなくて、誰が歌ってるものかはわからない。もし聞かれたら、CDを止めて確認すればいいやと思ってる。だめだね。だめだと…

きれいじゃないものをすこし遠ざけるくらいは、できる気がしてきた。

最近、なんだか力が入っていてよくなかった。ずっと急いでいた。時間がきちきちしているから急いでいるのもあるけど、それだけじゃない気もする。 石田千さんの「バスを待って」を、昨日買って、ちょっとずつ読んでる。帯に、ゆるり、ゆられて と書いてある…

ブルーベリーと目薬と

今日、ケーキをたのんだら、ケーキの横に、ブルーベリーのようなものが添えられてた。それは、ブルーベリーなのかもしれないし、ブルーベリーじゃないかもしれない。ちょっとわからない。ブルーベリーよりちょっと大きかったような気もする。 昔働いていたお…

おばちゃん

今日はずっと伯母のことを考えてる。なんでやろうね。今度、学校で講座があって、それが次で最後らしいから、気合いをいれてがんばろうと、早々と、小説の課題どうしようかなと考えていたら、伯母のことが浮かんで、それからずっと伯母のことを考えている。 …

「いしいしんじの本」

今日、本屋で、わたしが働いてる本屋じゃない本屋で、いしいしんじさんの本を買ったら、そこの店員さんが、「こちら、サイン本もございますので、」とわざわざとなりの店まで取りに行って、持ってきてくれた。走って。家に帰ってきて、巻いてあったビニール…

呼吸、

なんか、ひとの言葉の温かさについて考えてる。考えてるというか、思ってる。 このあいだの、この日記に、雨の音のことを書いた。腹筋をしながら、雨の音というか、水が流れる音が聞こえていたこと。腹筋をして苦しいんやけど、でも、水の音を聞いてたら気が…

雨が降ってる。雨が降ってるとき、家とか建物のなかにいるのが好き。中学生のとき、雨の日は、部活で外走られへんからって、校舎のなか、階段とか、廊下とか、走ったときの感じ。腹筋180回。雨の日と言えば、腹筋180回。うさぎとび。じめじめしてて、…

二ケちゃん

自信がないって言ってしまうのは、謙虚なんかじゃなくって、大丈夫やって、誰かに言ってほしいんやって、なにかで言ってた。だから、自信がないって言わへんようにすることにした。大丈夫って知ってるって言う。 TOMORROWをあたまの中で歌いながら帰ってきた…

昨日の

帰ってきて、寝ようと思ったけど、今、電気を消して、暗い中にいるのはきついなぁとパソコンを立ち上げた。パソコンの画面は万博公園の木にしている。ぴいちゃんと行ったときに撮ったやつ。その日は天気がものすごくよくって日に焼けたんやった。その写真に…

エンディングノート

NHKで今やっている朝のドラマ、あまちゃんを見ている。毎回は見れていないけど、だいたい見てる。おとうさんが録画しているから、それを、お昼ごはんを食べながら見たり、晩ごはんを食べながら見てる。ちなみに今日のはまだ見てない。最近、あまちゃんを…

「家と庭と犬とねこ」と

今の時期っていいなぁと思う。時期じゃなくて、時季かな。季節。わたしの家は、風通しと、日当たりだけはほんとうに良くって、両端のベランダの窓を両方開けて、途中のドアも、折りたたんだ新聞紙を挟んで閉まらないようにしたら、あーなんと気持ちのいいこ…

入りたくないな

穴があったら入りたいという言葉があるけど、わたしも入りたいと思った。隠れたいと思った。穴に隠れて、誰からも気づかれないところで、小さい穴から、世の中というか、なにかうかがいたい。暗いな。そう思ってちょっと想像してみたけど、それはさみしいと…

パンケーキ食べたい

おととい、昨日、今日と、雪舟えまさんの「バージンパンケーキ国分寺」を読んでいた。電車の中と、寝る前にちょっと。この本を読んでいると、足があったかくなるような感じがする。きれいな、水というか、お湯というか、湯気というか、お風呂の湯気に近い。…

それだけだよ

のりがなくなったままやったから、昨日、のりを買ってきた。ツタヤディスカスで借りたDVDをずっと返さないままパソコンの横に置きっぱなしにしていて、なんで返さないのかというと、めんどくさいのと、つい忘れてしまうのと、あと、ツタヤディスカスの封…

女子高生たち

昼、バイトの帰りに電車に乗ると、わたしの前の座席に、女子高生やろうか、女子中学生やろうか、どっちかわからないけど、あまりまじめそうでない、髪の色が明るい女の子たちが三人座っていて、スカートをすごく短くしているのに、変な座り方をするから、ス…

バイオリズムというやつ

なんだか毎日すっきりしなくて、これはなんのせいなのかわからないけど、たいしてなんにもないのに、というか、いつもよりもゆっくり過ごしているのに、寝ようとしても眠れないし、いらいらするし、もやもやする。これがバイオリズムか。 今日は思ったよりも…

「日々ごはん10」

本屋のバイトを終えて、今日は夜のバイトが休みになったので、心斎橋の本屋に、なんとなく、ふらっと行った。ゴールデンウィークなので、外はやっぱりひとが多かった。たくさんいた。 わたしは、高山なおみさんの「日々ごはん10」を買って、すぐに帰ってきた。…

やさしいひとたち

風邪をひいてしまった。からだは全然しんどくないけど、咳がひどくて、常に、ではないけど、突然ひどくなる。ひいってまでなってどうしようもない。おなかが筋肉痛になった。 このあいだ電車に乗っていると、斜め前のひとが咳きこんでいて、そのひとのとなり…

おかぴ

今日、ぼんやりと歩いてバイト先に向かっていると、ちょっと遠くのほうに、立ち止まって手を振るひとたちがいて、ん、と思ってよく見てみると、おかぴだった。おかぴと、おかぴの子どものはなちゃんと、おかぴのおかあさんだった。「おーい」と言ってた。おー…

Re:Sのこと

好きだった雑誌ばかり休刊になったりする。うー、とそのときは嘆くのだけど、いつのまにかわたしも忘れて、日々過ごす。けど、思い出すと、そのときの背景というか、どこでみつけたとか、どうやってその店から帰ったとか、気温なんかまで思い出して、ああ、…

町子

川上弘美さんの「ハヅキさんのこと」という掌編小説集の中のいちばん初めの、「琺瑯」が、わたしはすごく好き。 3年くらい前、ずっと辞めたかった仕事をやっと辞めて、(この書き方はよくないな。けど本当)アルバイトも少ししかしていなくて、時間だけはいっぱ…

珈琲苑

職場にUさんという、今年63歳になるおじさんがいる。「ぼく、今年で63歳。もうすぐ70や。嫌やわ〜」と、全然嫌そうに見えない顔で言っているのを、今年に入って多分15回くらい聞いた。 Uさんはいつも元気で、顔を合わせるたびに大きな声で話しかけて…

「だれにもいえない」

岩瀬成子さんの本を読んだ。何カ月か前に学校の講座で取り上げられていて、そのときにちょっと読んで、それからずっと気になっていた。岩瀬成子さんを、わたしは、いわせなりこさんと思っていたけど、いわせじょうこさんと読むみたい。 『グレン・グールドを…

さきちゃんたちっていいね

さっき、よしもとばななさんの「さきちゃんたちの夜」を買った。 昨日、本屋でちらっと見て、表紙の絵と中の挿絵が、猫村さんを描いているほしよりこさんの絵で、うわー、いいな、と思っていた。まだ読んでいないのだけど、この本は、早紀ちゃんだったり、咲…

会いたい

春になったらあれもしたいし、これもしたいな、といろいろ思っていた。わたしは自分では今忙しいというか、時間がないと思っているけど、実際わたしのしていることというと、椅子に座って、ああどうしよう、横になって、ああどうしよう、と思っているだけで…

ひきつづき「安心毛布」の

ちょっと休憩。(ほんとうは休憩ばっかり)たくさんうれしいこともあって、それはわたしにはかかえられへんくらいうれしいことだったりもして、ううー、と動けなくなる。 ねえ、どうしてこうしたいの、したの、と質問されると、うまく答えられない。え、こう…

子どものころ

本を読むのが楽しい。たまらない。川上未映子さんの「安心毛布」というエッセイを読んでいる。 『子どものころはしかしよく雨に濡れていて、服を着ていても、靴を履いていても、雨に濡れることがそんなに迷惑なことでもいやなことでも不都合なことでもなんで…

バナナを見て

うちの野菜室にはいつもバナナがある。おとうさんが毎朝食べている。おとうさんもおとうとも朝が早いから、わたしがのそのそと起きるころにはもう誰もいない。電気がついたままだったり、ガスが43度設定でついたままだったり、テーブルのうえに飲みかけの…