「日々ごはん10」
本屋のバイトを終えて、今日は夜のバイトが休みになったので、
心斎橋の本屋に、なんとなく、ふらっと行った。
ゴールデンウィークなので、外はやっぱりひとが多かった。たくさんいた。
わたしは、高山なおみさんの「日々ごはん10」を買って、すぐに帰ってきた。
高山さんの本を読むと、しゅるしゅるとなにかほどけて、すき間ができる。
きちきちしていなくて、風通しがよくなる。
日々、高山さんは、仕事をしたり、ごはんを作って食べたり、布団を干したり、
寝坊してしまったり、ずーっと寝ている日もあったり、本を読み耽ったり、
連続のドラマとか、アムちゃんのホームページの更新を楽しみにしていたり、
天気がよくて外がピッカピッカやったら、スイセイさんをいちいち呼んできて見せたり、
大好きなひとたちに会ったときは、もう読んでいてほんとうに大好きなんやなって、
そのまま伝わってくるように書いてる。
帯の、ちょうど背表紙のところに、『地球はいいところだなあ』と書いてある。
それを見て、荒井良二さんの「なんていいんだぼくのせかい」というタイトルを見たときと同じきもちになった。