2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

歯医者からみえる木

親知らずを抜いた。二日続けて上の歯を二本。今日の朝は混んでいて、痛い麻酔を打ってもらってから抜くまですこし待った。その間、目の前にうつし出されているわたしのレントゲン写真と、窓の外に見える木を交互にみていた。(歯医者さんは3階)レントゲンは…

なつのよる

虫歯ができたと思ったら違うかった。それはよかったけど、最近からだの衰えが気になる。右側だけ白髪がぎょうさん生えてくるし、肌がよれる。なんか、あたりまえやけど、ああ、もう小学生には戻られへんねんな、と思った。鳩をもう追いかけまわしたりできひ…

たべてるねん

なあどうしたいんって聞いてみる。なあなあどうしたいんって。ひとつひとつ掬えればいい。おおきいことなんかいらへん。ちいさい、見えへんくらいちいさくたって全然かまわへん。むしろ、そっちの方がいい。気づくか気づかへんかの瀬戸際をいきたい。

かみなりの朝

今日の朝、5時ごろかな、かみなりがすごかった。どーんばりばりばりといってたから目が覚めた。どこかに落ちた音がした。飼っているうさぎのゆきっちゃんがびっくりしてないか確認すると、ゲージの床でぺったりと平らになっていた。一度だけおでこを撫でた…

たゆたう と つづいてゆく もの。

はやく目が覚めたので、クラムボンのドキュメンタリー映画を観ている。聞きたい言葉があったから、流す。戻っては見、また戻ってはまた見る。夕方か、明け方。どっちだろう。水色うすむらさきグレーの中で伊藤大助さんが言う。 「全部やっていることにこめた…

焼きおにぎり

暮しの手帖59号(今でているやつ)に、焼きおにぎりの特集が載っている。それを見て、「ああ、そうやった、わたしは焼きおにぎりが食べたかったんやった」と思いだした。 6月の初め、岡山のおばあちゃんちに向かう新幹線の中で読んでいた「バナナは皮を食…

待つ

手紙を書きたい、書こうと思っているひとが何人かいる。書くには丸一日、それか、一日少しずつ、毎日ちょっと直しながら書くしか、わたしには伝えることができない。直接話すことなんてほんとうに苦手で、思っていることの、ほとんどが言えない。言った途端…