かみなりの朝

今日の朝、5時ごろかな、かみなりがすごかった。

どーんばりばりばりといってたから目が覚めた。どこかに落ちた音がした。

飼っているうさぎのゆきっちゃんがびっくりしてないか確認すると、

ゲージの床でぺったりと平らになっていた。一度だけおでこを撫でた。

ベッドに戻ったわたしはおなかがいたいのと、かみなりが鳴りやまないのとで、

ごろごろと右を向いたり左を向いたりした。

またおおきなどーんばりばりばりばりがなって、ついにこわいので、

リビングに行ってクリクラのつめたい水を飲んだ。

おとうさんと「かみなりすごいなぁ」って言い合って、部屋に戻ろうとすると、

となりの部屋の弟も起きていて、

「かみなりすごいな」「うんすごいな」とまた言い合って部屋に戻った。


わたしは電気をつけて、

こないだ買った大橋歩さんの「日々が大切」の文庫本を7時になるまでぼーっと読んだ。

7時になって、冷凍庫の食パンを焼いてはちみつをぬって、トマトも切って別々に食べた。

おねえちゃんにもらったプリンも食べて、

今日の朝はおなかいっぱいでバイトに向かったのだった。