中国茶
中国茶が気になる。
このあいだ、本屋さんで立ち読みをしていたら、なにかの雑誌に、
市川実日子さんのインタビューみたいなのがあって、
そこに、「中国茶が好き」と、さらっと書いてあって、
へえそうなんやぁって、そういえば、中国茶、おいしかったなぁ、と思った。
おいしかった中国茶を飲んだのは、どこでやったかな。
銀色のコップに、冷たいのが入っていて、つるんとした氷も入っていて、すごくすごくおいしかった。
あれは、少し暑い日やった気がするから、もう1年くらい前か。
中国茶、飲みたい。
だから、ネットで、中国茶、販売、大阪、で検索したから今度行ってみる。
そういえば、わたしは一度だけ中国に行ったことがある。随分前。
なかむらさんが大学生のとき、上海に留学していて、そこへ遊びに行ったのだった。
中国で会ったなかむらさんは中国語とか英語をしゃべっていてかっこよかった。
わたしは、なかむらさんと、北京ダックを食べて、
それから、川の近くにあったハーゲンダッツの店でアイスを買って食べて、
けむりしかみえない花火をみて、80階建てくらいの建物をみながら、すごいなぁ、高いなぁって言った。
暑くも寒くもなかった。
泊まったところは、なかむらさんの寮の上の上の階にあるホテルのようなところで、
わたしはそこにひとりで泊まったのだけど、
来るときに空港で買った、リリーフランキーの東京タワーを4時くらいまで読んでいたのを覚えてる。
飛行機に乗って、足がすごくだるくて痛かった。
何日くらいおったんやろう。
わたしはその間、なかむらさんの学校に行って、一緒に授業をうけたり(中国語での英語の授業だったな、わかんなかった)、
韓国料理屋でビビンバを食べたり、屋台のワンタン麺を食べたり、タピオカジュースを太いストローで飲んだり、
おなかいっぱいやのにピザを食べたり、はじめてオイルマッサージをしたり、
なかむらさんや、なかむらさんの友だちの髪の毛を切ってあげたり(切らせてもらったり)した。
上手じゃないのに切ったな。なつかしい。
それで、そのとき、わたしはすごく好きなひとがいて、そのひとに中国のたばこをおみやげに買った。なつかしい。
そのひとのおかあさんには、お湯を注ぐと花がひらくジャスミン茶を買ったのも覚えてる。
あれも中国茶か。自分にも、家にも買ったけど、飲んだのは覚えてない。
中国、楽しかったな。なかむらさんに会いたい。