湯たんぽ
足元に湯たんぽを置いて、
軽い、ふわっふわのふとんの上に、重たいふとんを重ねて眠るときが、
今、一番、もっとも、最上級の幸せ。まくらはいらない。
さむくなったよ、ほんとうに。
わたしは今の生活をとても気に入っていて、
もちろん、いらいらしたり、いいことばっかりでは決してないけど、
忘れてしまえるようなことばっかりやし、思い出すとちょっと笑える。
ここへ行けばあのひとたちがいて、こっちへ行けばあのひとたちがいて、
みんながわたしをふちのさんと呼ぶ。わたしが見えてる。
なんかわからんけど、ありがとうって思う。
今、気づいたけど、この日記を書く日は、雨の日だったりかみなりの日が多い気がする。
今日もかみなり。
今日読んでいたのは、田辺聖子さんの「ジョゼと虎と魚たち」のなかの短編二編。
ジョゼも、もうほんとうに大好きだけど、他のもいい。
女のひとの匂いがする。お化粧の匂いみたいな、なんか濃い匂いがする。