7月26日

7月26日といえば、お母さんの誕生日。

生きていれば何歳なのかと計算してみると、多分55歳。

おじいちゃんに「お母さんのお供え、ちゃんとしてあげるんで」と、

あんなにも言われているのに、ちゃんと出来ていない。

仏壇の電球も切れたままやし、花も造花。

こうちゃんがばきばきに折ってしまった線香もそのまま。

今日こそは!と思って、朝からいろいろ買いに行った(昨日がお給料日!)。

電球、百円均一のぞうきん、線香を立てる砂、お供え菓子、

あと、きいろとうすむらさきいろのスターチスを二束と、

いちごのショートケーキ。

仏壇の中のほこりもきれいに取って、

あたらしいお菓子に変えた(すいかの絵のゼリーみたいなんがかわいい)。

電球も無事ついた。



なんだかな、と思う。

例えば、昼間にうとうとといつの間にか寝ていて、目を覚ましたときに、

今が朝なのか夜なのか、果たして何日なのかわからない感覚のときとか、

長い話の小説を読んでいて、ふと、途中で顔をあげたときとか、

小説を書いていて、気づいたらなんと8時間も過ぎていたときとか、

そんなときに似た感覚になったとき、

お母さんがいないことのほうが夢のような、

ほんとうのことではないような気がしてしまう。



2個パックになっているいちごのケーキは、ふたつともわたしが食べた。

おとうとに残しておこうかとちょっと迷ったけど、食べてしまった。